突発性難聴になった話3

2月24日に急に右耳が聞こえなくなり1ヶ月半ほどたった。治療の経過は以前ブログに書いた。

この1ヶ月は診察もなく血液の流れを良くするという薬だけ飲んでいた。本当なら昨日病院の診察を受けることになっていたのだけれど、強烈に気の合わない医者に再度会うのが苦痛なのと、あの病院にこれ以上お金を払うのがもったいないのと、コロナのせいでこの一ヶ月の間に世界が変わってしまったのと、非常事態宣言まで出されているのに密閉・密集・密接というリスクが実は一番高いだろう病院に足を運んでまで難聴治療を続けようと思わなくなったので、受診するのはもうやめにした。

耳の状態はというと、1ヶ月前にくらべて多少聴力は改善した自覚はある。前のようなスピーカーのひび割れたような音は軽減された。でも、完全に元通りというわけではないので、やっぱり左と比べると明らかに聴こえは悪い。ただもう慣れてしまったので、今の状態で別段困ることはまったくない。ホワイトノイズのような耳鳴りは今でも多少あるし、ピンピンという高音の耳鳴りもたまに聞こえるが、これもいうほど気にならないので、困るというほどではない。

病院に行っていないので、聴力検査をやっていない。なので、体感的にではなくて客観的な数値データで回復具合を見たい。実は、iPhoneのアプリでいいのを見つけ、定期的に聴力を自己測定していた。

そのアプリは、「Mimi Hearing Test」というスマホで聴力検査ができるアプリだ。

https://apps.apple.com/jp/app/mimi-hearing-test/id932496645?l=en

イヤホン(ヘッドホンの方がいいらしいが持ってない)から音が聴こえている間ボタンを押すという病院の聴力検査と同じやり方。結果としてオージオグラムが出力される。病院の聴力検査と「Mimi Hearing Test」の結果を比べて見たが、定性的にも定量的にも遜色ない結果が得られたので、無料のかんたんなアプリだが結構使える。

これでこの1ヶ月、データをとってみた。まず、1ヶ月前の2月29日の結果。○が右耳、☓が左耳。

この日はまだステロイドの点滴を受けている最中。左に比べ右は、30dB以上聴力が落ちている。

次に、昨日4月8日の結果。

全体的に結構回復していて、左に比べ10dBちょっとというところまで戻っている。

2月29日と4月8日の右耳のデータを重ねてみる。

全体的に20dB近くは改善しているようだ。

この1ヶ月間連続して測定したので、時系列で見てみる。横軸は日付で、周波数ごとにプロットしている。

これで見ると3月20日くらいまでは急速に改善し、その後少し改善スピードが落ちてきている様子がわかる。グラフからはもう少し改善するかも知れないが、収束に向かっているようなので、500~2000Hzの帯域は元には戻らないかも知れない。それに、薬がなくなりそうだけれどもう病院に行かないので、あとは自然治癒力に任せるだけということで、そろそろ回復はサチってきそうな気がする。

まあ、こんな世の中外出するなということなので病院も行かず、お家でしずかにスマホで聴力検査をしてデータをとっていこうと思う今日このごろなのだ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク