先日、某ネット銀行から、「デビットカードが使用されたけど、限度額を超えているので利用できなかったよ」とメールが来た。
そのネット銀行の口座は、何年か前にとある取引の出金用に作ったもので、現在の残高は、３０円という大金だ。
最初は、迷惑メールの類かと思ったが、私の名前も書かれており、銀行のメールによくある証明書がついていて、メールヘッダーを見ても、どうも正規の銀行から送られてきたものらしい。
だったら、とっても怪しいので、急いで銀行の方に確認した。
そのメール自体は、確かに銀行から送られたもので、デビットカードが使われた形跡があるとのこと。といっても、現在その口座は全く使っておらず、デビットカード自体も全く使ったことがない。数年前からずっとしまい込んでいて、持ち歩いてもいない。
預金残高もそんな状態なので、この口座で何か買い物をすることもないし、現在は取引自体に使っていないので、デビットカード情報をオンラインでどこかに入力したこともない。ましてや、フィッシング詐欺にひっかかったり、スキミングにあってカード情報を抜き取られたりもしていない。
だとすると、どこからカード情報が漏れたのだろう。銀行の方曰く、ランダムに番号を入力してたまたま当たった可能性があるとのこと。それならいくらカードをしまい込んでいても、防ぎようがない。
カードは再発行して番号を変えてくれるという。デビットカードなんて使わないのでいらないというと、そのネット銀行ではキャッシュカードに必ずデビットカードが付くのだという。デビットカード自体は、ユーザーページから利用を停止することができるので、使わないなら利用停止しておいてくれと言われた。なお、再発行手数料は不正利用の場合は、手数料が戻ってくるとのこと。
本当は口座自体を解約してもよいのだが、これから何億も預金するかもしれず、とりあえず残しておくことにした。
それにしても、これは何とも吉兆ではないだろうか。数あるなかで、私のカード番号が選ばれて当たるということは、宝くじの当選が間もなくという予兆であろう。そうなると、ありがたくこの口座に預金させていただくとしよう。