算定基礎届が届いていなかった
日本年金機構からハガキが送られてきた。
「算定基礎届の提出について」
算定基礎届を出すように言うたのに、あんたのところからは提出されとらんで。いったいどうなっとんねん。9月17日までに絶対だすようにせえよ(怒)。
という内容(意訳)。
んんんっ?下の記事のように7月9日にe-Govから出している。
急いでe-Govにログインし、算定基礎届の申請項目をチェックすると、
「厚生労働省からのお知らせ(001)」
返戻票の内容を確認してください。
とのメッセージが。xmlの添付ファイルがついていたので見てみても、上記メッセージが書いてあるのみ。なんだかよくわからないが、「公文書」というものが送られてきていたので、ダウンロードして開くと、
「届書に関するお知らせ」
***様
この申請書(到達番号:***)については、下記理由により処理が行えませんでしたので返戻します。
本内容はプログラムによる自動チェックの結果となります。<返戻理由>
・電子添付書類に対する電子署名が付与されていないか、4つ以上の署名が付与されています。
とのこと。日付を見ると7月にオンラインで送付したあと、10分後にメッセージが届いていた。いままで全く気が付かなかった。
e-Taxやe-LTAXはメッセージがあると、メールで通知が来るので、e-Govもそうかと思っていたらどうも違うらしい。e-Govでは初期設定でメール通知が無効になっているようだ。メール通知が必要ならあとからONにしなければならない。知らなかった。。。
前の日記を見ると、どうもe-Govが不安定でフリーズしたりしていたので、それが悪さをしていたようだ。それにしても、電子署名が付与されていないのであれば、普通なら送信できないようにするはずだ。
あと、公文書がXMLファイルなのもよろしくない。XMLをHTML変換でよめるのは通常ならIEでということなのだが、もはやIEは亡くなるのだ。EdgeでもChromeでも面倒だけれどやろうと思えばできるし、なんならテキストで開いて見ればいいのだけれど、普通ならXML???となるだろう。
e-Govよ、ぜひ以下の点は改善してほしい。
- メッセージはメールでも通知を送るをデフォルトにする。
- 電子署名が必要なら、署名されてない場合、送信できないようにする。
- フリーズしない安定なシステムにする。
- 公文書をXML以外ですんなり見れる形式にする。
e-Taxがすこぶるよいシステムなので(私にとっては)、これを見習ってほしい。
おばあちゃんシステム開発革命
ところで、e-Govの「お知らせ」を見ると、このシステムはデジタル庁に移管されるとのこと。デジタル庁といえば、この前のニュースで事務方のトップが紹介されていた。
70歳のおばあちゃん
デジタル=高齢の女性、これはなんと今どきではないか。多様性とはまさにこのこと。日本政府も捨てたものではない。台湾のように、やり手の若いITプログラマーを選任し、使いやすく役に立つシステムを速攻で作るという、あたりまえの道を選ばないなんて、日本らしくていい。
いや、まてよ。おばあちゃんには先日もお世話になったではないか。
これ↓
きっとこれは、伏線に違いない。これからはおばあちゃんで世の中が動いていくのだ。バリバリのデジタルシステムもおばあちゃんたちが作るのだ。そう言えば昔「こち亀」で両さんが、おじいちゃんたちを集めて、「インドーズ95億」というOSを開発していたではないか。
そうかそうか、GAFAも真っ青の和製システムが、おばあちゃんたちの手でつくられるのだ。なんと頼もしく楽しみではないか。
で、算定基礎届
それはさておき、算定基礎届は仕方ないのでもう一度e-Govから再提出をした。こんどは、電子署名を念入りに確認した。
さらに、年金事務所に電話をして、届いている旨をアナログで確認した。いちおう届いており審査中とのこと。特に提出が遅れてもペナルティーのたぐいはないとのことなので、一安心。
まだ完了のメッセージは来ていないけれど、今度はなんとか問題がありませんようにと願う今日このごろである。
追記
今度はちゃんと手続き終了になりました。