【書籍】法華経(中)

坂本幸男・岩本裕訳注『法華経(中)』(ワイド版岩波文庫)、岩波書店、1991年

鳩摩羅什の漢訳と書き下し分、サンスクリット原典の口語訳。

  • 化城喩品第七 前世の因縁
    隊商長が密林の中に都城を出現させ、隊を安堵させるという比喩。四諦と十二因縁も解かれている。
  • 五百弟子授記品第八 五百人の僧に対する予言
    酔って眠っている友人の服に宝石を縫い付け。友人は知らずに貧困生活を送るが、のちに友人から宝石のことを知らされる比喩。
  • 授学・無学人記品第九 アーナンダとラーフラの二人および二千人の層に対する予言
    アーナンダとラーフラに対する授記。
  • 法師品第十 教えを説く者
    井戸掘りの比喩。
  • 見宝塔品第十一 塔の出現
    七宝の塔が出現。
  • 提婆達多品第十二
    提婆達多は友人。竜女の変成男子の話。鳩摩羅什訳ではこの章は独立しているが、他は前章に含まれる。
  • 勧持品第十三 絶えざる努力
    ガウタミー、ヤショーダラー他尼僧への授記。
  • 安楽行品第十四 安楽な生活
    法者の行動と交際範囲について。かなり詳細。逆に言えばこれらが横行していたからか。
  • 従地涌出品第十五 求法者たちが大地の割れ目から出現した
    無数の法者が大地から出現する。そしてそれはなぜか?次章へ続く。
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