【書籍】人という動物と分かりあう

畑正憲著、ソフトバンク新書001、ソフトバンククリエイティブ、2006年


人という動物と分かりあう

最近30年ぶりに、猫を飼い始めたものだから、動物に関する情報を入れたくなった。動物と言えば、ムツゴロウこと畑正憲先生である。

私は子供のころからかなりの動物好きで、いろいろな動物を飼ってきたが、なんといってもその影響を多大に受けたのはムツゴロウさんである。ムツゴロウさんのテレビはいつも見ていたし、子どもながら動物王国に行ってみたいといつも思っていた。

現在、ムツゴロウさんはさすがにお歳を召されたが、ご健在で656のYouTubeも拝見している。

本書を読んでもよくわかるのは、ムツゴロウさんは単なる動物好きのおっちゃんではないということだ。ムツゴロウさんは東大の生物学科を卒業されていて、生理学が専門である。本書でも、生理学的な専門知識に裏付けされて、脳やホルモン、心に至るまで学術的に述べられている。

単なる動物好きの人の怪しげなネット情報ではなく、こういう専門知識と膨大な実践による動物とのかかわりを両立された方の話を読むのはホントに面白い。

読書メモ

  • ワラビーのような有袋類の親は、子がいなくなっても知らぬふりである。その袋は子宮にあたる。子は母を認識しないし、親は子を守るエネルギーを使わなくてよい。

 

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