【凡夫の雑記】ツバメと諸行無常

昨年から我が家の玄関の軒先にツバメが巣を作るようになった。今年もツバメがやってきて、卵を温めている様子だったのだが、先日ひながかえったらしく小さな鳴き声が聞こえていた。

昨日、日課の朝のランニングからかえってみると、巣から少し離れた駐車場と隣の家の前に、小さな雛が二羽落ちていた。まだ目も空いていない赤裸のひなだった。一方はお腹に傷があるようだったが、どちらもまだ生きていた。周りに他の巣はなさそうなので、うちのツバメの巣から落ちたのではないかと思われる。

最初カラスの仕業かと思って調べてみると、いろいろな可能性が考えられるようだった。カラスや他の動物に襲われるとか、自分でなにかの拍子に落ちるということもあるが、どうも多いのが親ツバメや親ではない他のツバメが落とすというもの。まだ、あまり動けないくらい小さな雛だったので、自分から落ちたというのは考えにくいし巣からだいぶ離れた場所にいたので、大人のツバメが落としたのかもしれない。

昨年は巣に5羽くらいいて、みんな巣から身を乗り出して餌を欲しがっていたので、何かの拍子に巣から転落したと思われる雛(毛も生え揃い走り回れるくらい)が落ちていたことがある。このときは、はしごを使って巣に戻してやったが、今回は巣に戻さず、二羽をまとめて巣の下の新聞紙の上に置いておいた。まだ生きていて、かわいそうかと思ったが、どうして巣から落ちたのか理由がわからず、かえって戻す気にならなかった。

そして今朝見てみると、二羽ともいなくなっていた、カラスか誰かに持っていかれたのか、親ツバメが連れてかえったのかわからない。お釈迦様ならなんと言うだろう、これが諸行無常ということか。

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