玄奘著、水谷真成訳「大唐西域記2」、平凡社、1999
読書メモ
- 世親と衆賢。「師子王が豕を避けて遠く跡をくらますようなもの。二者の力の勝ち負けは、智者こそ必ず解るべし」
- 釈迦の出家は四段。
①カビラ城の親耕式に、父王・百官ともに耕作に従事するのを見て人生の区を始めて知る。
②四門の園林に至らんとする際、老病死人と僧とを見て、人生の苦と出離の楽を知る。
③宮中で美人が酔って眠った醜状を見て感ずる段。
④遂に出家を決意し城を出る段。 - 釈迦族を滅ぼそうとする侵入軍を四人が抗戦し退散させたが、凶暴な行いをし人を殺したりするものは同族にあらずと追放されてしまう。
- 知事:僧衆の雑事庶務を掌握する人。八解脱を具する阿羅漢または須陀洹果などに達した学人を当てる。
- 鹿野苑:子をはらむ雌鹿の替わりに自らの命を差し出す鹿王の本生譚
