【書籍】現代人のための瞑想法

アルボムッレ・スマナサーラ『現代人のための瞑想法』(サンガ新書)、サンガ、2007年

上座仏教の長老による、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想の解説書。普通の人にわかりやすく解説している。

数年前からマインドフルネス瞑想を行っているが、マインドフルネスも元々は仏教の瞑想が起源になっている。仏教以外にも瞑想を行う宗教は多いので、なにがしか人間の心に影響をもたらす行為には違いない。専門的には、高度なやり方があるのだろうが、普通の人が行うにはマインドフルネスや本書の内容くらいがちょうどいいのだろう。 本書で紹介されているヴィパッサナー瞑想 はマインドフルネスと同様と思われる。

読書メモ(気になった箇所や覚えておきたい文章など)

  • バーワナー(bhāvanā)=上達する、発達する、成長する、向上する。完全な状態に成長させる方法。瞑想はバーワーナーの一部。
  • 五戒=殺生しない、盗まない、邪な行為をしない、嘘を言わない、アルコールや麻薬を使わない
  • 無明(avijjā)=いまだけよければいいと思う心
  • サマタ瞑想=心が落ち着くものはすべて。心を統一してよい気持ちになる。
  • サマーディ(samādhi)=卓越した落ち着き
  • 瞑想の四段階
    第一段階=幸福感覚(自我意識ある)
    第二段階=強い喜びの波(外の世界を認識しようとしなくなる)
    第三段階=落ち着いた微妙な波
    第四段階=平坦な波動
    さらに四段階ある
  • 慈悲の瞑想=四無量観
  • サマタ瞑想は、一時的である。
  • ヴィパッサナー瞑想=ものごとに執われない。欲から遠離。vi(明確に)+passati(観察する)。
  • 悟りの段階は四つ
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