書籍レビュー 社会科学

台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する

台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する

森本敏、小原凡司編、ミネルヴァ書房、2022

台湾有事に対する日米中の行動の概観。第一列島線、第二列島線をベースとして見るとこの海域の重要性がよくわかる。ウクライナ戦前に書かれた本なので少し古い。いずれにしても、孫氏の兵法にもあるように、軍事衝突に至らないように努力することが一番重要。

鈴木邦男の愛国問答

鈴木邦男の愛国問答

鈴木邦男著、集英社新書、2024

著者は現代における不二の法門を体現しているのかもしれない。右にあらず、左にあらず、これすなはち不二に入る。

<愛国心>に気をつけろ!

<愛国心>に気をつけろ!

鈴木邦男著、岩波ブックレット、2016

ブラケット<>にて括られているという特別な意味。

日本会議の研究

菅野完著、扶桑社新書、2016

日本会議の研究

日本政治の現状の影の本流というところか。それが新興の宗教に根付いているとすると、ある意味気持ち悪い。

人新世の「資本論」

人新世の「資本論」

斎藤幸平著、集英社新書、2020

コモンと脱成長コミュニズムが重要。3.5%の非暴力的な不服従市民が社会を変える。

親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方

親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方

トマス・ゴードン著、近藤千恵訳、大和書房、1998

親と子のコミュニケーション論。親子以外にも普遍的であるだろう。
・能動的な聞き方
・わたしメッセージ
・第1法:親が実権、第2法:子が実権、第3法:勝負なし法 ⇒第3法を推奨

底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

山崎雅弘著、朝日新書、2024

「偽の中立」と「真の中立」。なんちゃって中立メディアの中立は偽だ。

「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?

「NHKから国民を守る党」とは何だったのか?

選挙ウォッチャーちだい著、新評論、2022

昨年来からの我が兵庫県においての不行跡は直接見てきたが、本書では2021年までの動向が記されている。返す返すその段階で司直が裁き切っていなかったことが口惜しい。

「論理的思考」の文化的基盤―4つの思考表現スタイル

「論理的思考」の文化的基盤―4つの思考表現スタイル

渡邊雅子著、岩波書店、2023

経済原理(アメリカ)、政治原理(フランス)、法技術原理(イラン)、社会原理(日本)
教育原理の4類型に分類して、国語教育、歴史教育、文化を考察。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする