書籍レビュー ミステリー小説

幽霊塔

幽霊塔

黒岩涙香著、青空文庫

ミステリーの古典。もとは、海外のミステリーを翻訳して小説にしたもの。設定は海外なのに日本人名だったり、とっても古い漢字で書かれていたり、最初はちょっと慣れるのに苦労しますが、古き良きミステリー。

洋風探偵もの。

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

森博嗣著、講談社文庫、1998

昔はミステリー(いわゆる本格と呼ばれるジャンル)ばかり読んでいたが、最近はとんと読まなくなった。娘がミステリーを読みたいというので、何冊か図書館で借りてきたうちの1冊。

私の大学卒業くらいの年に出版されたとあって、主人公はやたらめったら煙草を吸っている。昔のミステリーはみんな煙草を吸ってたなあ。もう読んでて煙たいくらいだが、最近はたばこを吸う人物もないんだろう。と、変なところで懐かしく感じたミステリー。

孤島、密室系。

ハサミ男

ハサミ男

殊能将之著、講談社文庫、2002

チョキチョキチョキ、ハサミ男にまつわる一風変わった殺人劇。

一人称系。

変な家

変な家

雨穴著、飛鳥新社、2021

横溝正史ファンの私にとっては、おどろおどろしい因習譚は大好きなのです。

家系、因習系。

変な絵

変な絵

雨穴著、双葉社、2022

絵にまつわる謎解き。現代的なサイコ系。

変な家2 ~11の間取り図~

変な家2 ~11の間取り図~

雨穴著、飛鳥新社、2023

YouTubeの雨穴さんてかわいいお声ね。11も話があると記憶力の低下した私にとっては、なにがなんだか。でも最後はなあるほど。

家系。

世界でいちばん透きとおった物語

世界でいちばん透きとおった物語

杉井光著、新潮社、2023

確かに電子書籍ではこうはいかないわね。謎を追っていく系。

ミステリーの定義:最初に謎が提示され、最後に謎が解き明かされるお話。殺人事件である必要はない。

シャーロック・ホームズの思い出

シャーロック・ホームズの思い出

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、1989

もう何度も読んでいるけれど、再度読み返す。

探偵もの、元祖ミステリー系。

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、1991

表題「最後の挨拶」はシリーズの中では少し違うテーストなのである。

探偵もの、元祖ミステリー系。

シャーロック・ホームズの叡智

シャーロック・ホームズの叡智

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、1992

「叡智」というのは本家にはない短編集。

シャーロック・ホームズの冒険

シャーロック・ホームズの冒険

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、2011

シリーズの中でも名作ぞろい。これぞシャーロック・ホームズ。

シャーロック・ホームズの事件簿

シャーロック・ホームズの事件簿

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、1991

シャーロキアンにしてキンダイチストたるものソア橋からの本陣殺人事件は感動せざるを得まい。

緋色の研究

緋色の研究

コナン・ドイル著、延原謙訳、新潮社、2010

シャーロック・ホームズ最初の作品。長編。

長編と言ってもそれほど長くはないのだけれど、ホームズの短編に慣れていると、とても長く感じる。長編シリーズは、前編で事件、後編で過去の因縁が語られる二部構成がお決まりのパターン。ホームズシリーズではだいたい、アメリカからロンドンに流れてくると何か過去がある。

四人の署名

四人の署名

コナン・ドイル著、阿部知二訳、東京創元社、1960

ワトスン博士の恋のお話。

逆転美人

逆転美人

藤崎翔著、双葉文庫、2022

これも紙ならでは。手記系。

世界でいちばん透きとおった物語2

世界でいちばん透きとおった物語2

杉井光著、新潮文庫、2025

二人の食事のシーンがよい。劇中劇系。

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