【書籍】バカの壁

養老孟司『バカの壁』、新潮社(新潮新書)、2003年


バカの壁 (新潮新書)

最近なぜかYouTubeで養老先生にハマったので、遅ればせながら読んでみた。天の邪鬼なので、どうもベストセラーというのは読む気がしなく、ずっと読んでいなかったのだが、YouTubeで喋られていた言葉に腑に落ちるところがあり、20年も経ってようやくページを開いた。

読書メモ

  • 脳は、入力x、出力y、係数aで、y=ax。aはゼロ、負を含めいろいろとれる。
  • 脳は共通性を追求する。個性は身体であり、初めから備わっている。
  • 人は変わる(万物流転、諸行無常)。情報は変わらない。
  • 文武両道は、知行合一と同じ。知ったことが出力(武)されないと意味がない。
  • 人生の意味を考えることが大切。
  • 寝ている間は無意識。
  • 脳の処理。A→B→C→D。ある人はA→D
  • 衝動殺人犯→前頭葉(ブレーキ)機能低下。連続殺人犯→扁桃体(アクセル)の活性
  • 学問=万物流転するものをいかに情報(変わらないもの)に換えるかという作業
  • カーストはワークシェアリング(仕事の分配)
  • 学者→人間がどこまで物を理解できるかを追求。政治家→人間がどこまでバカかを追求
  • 世界の3分の2は一元論(イスラム、ユダヤ、キリスト、原理主義)
  • 一元論の世界につくられたバカの壁→外側は見えない
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