【書籍】哲学と宗教全史

出口治明『哲学と宗教全史』、ダイヤモンド社、2019年

なんとも壮大なタイトルである。内容からして最低100冊くらいにはなるだろう代物だが、なんとか1冊で500ページくらいに収まっている。500ページといっても、スラスラすぐ読める。一つの哲学とか宗教を取り上げるだけでも相当な分量にはなるはずだが、そこはもうかなり駆け足なので、数ページくらいに取捨選択されている。

古代から近代に至るまでの歴史をフルスピードで概観するにはよいだろう。突っ込んで知りたければ、折に触れ紹介されている参考文献に当たればよい。

あまり歴史は好きではないので世界史の知識といえば学生のころ習った授業くらいなのだが、ルターの宗教改革では「免罪符」と覚えていたが、「贖宥状」というのが一般的らしい。

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