【書籍】ブッダという男 ー初期仏典を読みとく

清水俊史著『ブッダという男 ー初期仏典を読みとく』(ちくま新書)、筑摩書房、2023年

ブッダという男 ー初期仏典を読みとく

二千年以上の時代とインドから東アジア、日本にいたる地域に広がる仏教。それを現代の日本という狭い領域、さらには個人の価値観で解釈することの危険さがよくわかる。

自然科学はまだ数学という言語や客観的な観測で共通性が担保されやすいのかもしれないが、人文科学、特に仏教学のような学問はその点難しいのかもしれない。

仏教はもちろん宗教なので、学問ではなく宗教的観点からみると、さらに個人の価値観に左右されるだろう。

読書メモ

  • 五無間業以外の悪業ならば、たとえ幾万人もの人を殺めても、本人の努力次第では、その報いを受けずに済む。
  • 殺人鬼アングリマーラ
  • 無記とは、異教徒によって間違った立てられ方をした質問に対して、ブッダは回答しなかった、というもの。

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